ストーリーは楽しい。相変わらずボッチのままだ。ストーリー中は、ソロで自分のリズムで進めるのが良いというネット情報を言い訳にして、交流に踏み出すことはなかった。
当然踏み出す、勇気などあるわけもない。どうやって、人とつながるのか、そのきっかけさえ分からなかった。
ある日、森を移動していると、戦闘が起きている。ふと見るとHPが激減しているプレーヤーがいた。タンクなので敵視を取って、救おうとしたが、間に合わず、プレーヤーは、倒れた。直ぐに敵を処理して、そのプレーヤーを見るとまだ、倒れたままだ。始めたばかりのヒーラーに着替えて蘇生した。プレーヤーは起き上がった。彼女はエレゼンの女性キャラだ。ぺこりとお辞儀して、ありがとうと言われた。
人から言葉をかけられたのは、はじめてなので、チャットの返し方も、身振りの返し方もわからなかった。
ぼったちしていた。気まずい。たぶん彼女も困っていると思う。汗が出てきた。
ピコっとなんか通知が来た。フレンド申請だ。フレンド申請を受けたのは、初めてではない。
何度か、町で、知らない人からいきなり申請されたことがある。当然、怖いので、断り続けていた。
友達になった。こんにちは、とあいさつした。どうしていいのか頭が真っ白になってとりあえず、サヨナラの身振りをして、飛び立った。本来の目的地のクエストに向かって。
素敵な出会いですねぇ💓
そういうことの積み重ねが、ゲーム内での英雄でも絆の繋がりになっちゃうんだと思うと、お使いクエストも馬鹿には出来ませんね( ̄▽ ̄;)
ばーど
エモートだけを震える手でやってテレポで逃げた経験を思い出したズラ!