彼女を発見した当時の兵士が、雲霧街にいることを聞きつけた。彼女とその元兵士に会いに行った。
クルザス西部高地をいつものように警備していたところ、竜が1匹遠くに見えた。1匹だけだったので、駐屯地へ戻らず行方を追うことにした。
不思議なことに竜は高く飛び去らず、低空をとび、時折、地上におり休み休み移動していた。そのため、竜を見失うことなく追いかけることができた。
赤ん坊の泣き声が聞こえ、兵士がそれに気が付くと竜は、それを確かめたように飛び去って行った。
陸灯台の近く、そこには、両親の遺体と盗賊の無残な死骸があった。両親は、刀傷が死因である。赤ん坊は、両親に守るように覆いかぶさっていた。 盗賊は、明らかに竜に襲われ、体が引き裂かれていた。何があったかわからないが、兵士は、駐屯地へ赤ん坊を連れて帰った。