マスターは、積極的に話しかけるタイプの人ではないが、質問などには、親切に答えてくれる、頼れる存在だ。
もともと、マスターとサブマスターを中心に仲の良いメンバでFCを作ったらしい。初期メンバの何人かは引退したようだが、僕のように新しく入ったメンバも何人もいる。僕が最後に加入した一番の新参者だ。マスターのフレンドつながりの加入者はほとんどおらず、自分のようなサブマスターのフレンドからの加入が半数くらい。あとは、公募による参加だった。
マスターは、フレンド組にも、公募組にも分け隔てなく、公平に接しており、誰にも親切だった。そこは、サブマスターも同じだったが、フレンド同士は、やはりサブマスターとつるむことが多かった。
僕は、元来のボッチ気質だったので、フレンド組の輪には、なかなかなじめなかった。
FCハウスでたまたま、マスターと二人だけになった時、サブマスターをどう思うか聞かれた。どういう意図かわからず、自分の気持ちを見透かされているのかドキッとした。
「何時もよくしてもらっており、親切な方です。」と答えた。
ちょっと間が空き、マスターから、ルレへの参加提案があったので、一緒に行った。 タンクメイン同士、マスターとは、気が合うと感じていた。この人なら彼女が一緒にいても仕方ないかなと思った。マスターに対しては、不思議と嫉妬のような黒い感情は、わかなかった。