夜空

僕は、コスタ・デルソルの丘に戻った。彼女はもういなかった。夜だった。空を見上げた。星が瞬き、天の川が広がっている。

時折、流れ星が流れる。普通は、流れ星が消える前に願いごとをするのかなといきなり変なことが頭に浮かんだ。

今の願いは何かなと考えた。彼女の思いがかなうこと。僕の思いがかなうこと。どちらも自分勝手な願いだ。

僕のキャラは、今までと何も変わらない。当たり前だ、この世界でキャラを操作しているのは、パソコンの前にいる「僕」なんだから。僕は、自分勝手だ。何の結論も出ないまま、その日は終わった。

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