ヒーラーの野良練習も重ねて、ヒーラーとしての自信もついた。準備した姫ちゃん装備に着替える。完璧だ。準備も万端で、FCのみんながいそうな時間にFCハウスに向かった。こんな時に限って誰もいない。きっとすぐに来る。なかなか来ないな・・・。待つこと30分。さすがにいらいらは最高潮。そこにマスターが来た。マスターは、こんばんはとあいさつして素通りしようとする。そこを引き留めて、さっそく、新しい装備を見せた。
「マスター、見て下さい。何か変わってませんか?」
ちょっと考えて、
「ヒーラー始めたんですね、では。」と行こうとする。
「ジョブじゃなくてー」
またちょっと考えて
「すみません、わかりません。」
「衣装をみてくださいよ。ピュアホワイトの染色がいいでしょ。」
「確かにプリムさんにしては、おしゃれですね。では」と行こうとする。
「ちょっと待ってください。ヒントあげます。白魔道士でおしゃれしてきたということは?」
「ホ、ホワイトデー?」
「今、何月だと思っているんですか、違います。姫ちゃんです。私、姫ちゃんになりました。」
と宣言した。
「姫ちゃん????」マスターは戸惑いを隠せないでいる。