ボス戦

FCメンバは、手練れだったのでボス戦は、余裕だった。次へ進むのかと思ったら、また、マスターからダメ出しがきた。
「ヒール多すぎです。もう姫ちゃんでなく、普通のヒーラーです。」
「あと、本物の姫ちゃんは、自分が真っ先に転がらないと。そのためにDPSに召喚士と赤魔道士を用意しているんだから。」あー、だからDPSは、蘇生スキルを持っているキャスターが2人だったんだ。
DPSたちも面白がって、
「ヒールは、ケアルだけ。他はだめだよね、使っちゃ。アビ使ったら偽物姫ちゃんだよ。」
「救出でAOEに巻き込むのが本物じゃないかな。」
と調子を合わせてきた。
もう限界だった。「そんなこと私にできません。もう出ます。」
IDから抜けて、FCハウスの個室に逃げ込んだ。私の考えていた姫ちゃん像とは違う。私がなりたかったのはそうじゃない。と頭の中は、何がしたかったのか、確かめるようにぐるぐる回っていた。
そこに、マスターからTellが入った。
「ごめん、からかうつもりはなかったんです。プリムさんがらしくないことしだしたので、つい調子にのってしまいました。やりたいことあれば、本当に協力します。」
「わからないんです。本当に何がしたいのか。ちょっと一人にしてください。」

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