空白

次の日、FCハウスに行くとマスターがいた。あいつだ。
「日記のSSよかったですよ。本当にプリムさんらしくて。」
私の自分らしいというのが解らず、「私らしいというのがよくわかりません。」と聞き返した。
「別のなんかになろうとかじゃなくて、プリムさんが良いと思ったものをチョイスした感じですかね。」
また、すぐに、「別に姫が似合わないとかじゃなくて、あれはあれで、僕は好きですよ。」と言い訳した。ちょっと間をおいて、
「今を大事にしていれば、あとは時間が解決してくれるんです、全て。でも、心のそこにあるものは、代えられないんです。ぽっかり空いていてもそこにあるんですよ、ちゃんと思い出が。それは誰にとっても大事じゃないですか。たとえ痛みが伴っていても。」
また、ちょっと間を開けて話だした。「プリムさんにもたくさんの余白あるでしょ。まだ、たくさん。そこに新しい思い出を書き込みましょうよ。たくさんたくさん。余白が埋まったらページ足せばいいんです。いくらでも増やせますよ。全部、友達が僕に残してくれた言葉です。」
最後に「極討滅戦に一緒に挑戦しませんか。」と提案された。

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