僕は、自暴自棄になって、キャバクラ通いを始めた。当然オンラインだ。オンラインなので家飲みだ、家路を気にする必要が無いので返って飲みすぎた。そんな毎日を見かねたアヤちゃんが、僕に忠告してきた。「だめですよ。そんなに飲んじゃ。体壊します。」
「忘れたいんだよ。いろいろ。あっちでも、こっちでも、うまく立ち回れない自分が嫌になっちゃたんだよ。」
「だめです。そんなバッドさんは私が許しません。私と勝負してください。私が勝ったら、生活改めてもらいます。そして、リアル対象と私と勝負させてもらいます。もし、私が負けたらもう一度、真剣に相談に乗ってあげます。私負けませんから。」
「なんかこわいな。で、何するの。」
「オーシャンフィッシングいって、点数が高い方が勝ちです。」
“こいつ、僕が釣りが下手なのを知っての勝負か。”どこからその情報仕入れたんだ。さすが女子の情報網だと思った。