Yさんから仕事の相談が来た。今回の仕様の一部分のアルゴリズム難しくて、作りこみが間に合っていないと。僕もちゃんと確認できていなかったので、その部分を確認した。周りの同僚や先輩、上司に相談したが、顧客独自の仕様のようでよくわからなかった。しかも顧客に問合せても、実は、前任者が辞めてしまい、よくわからないので、前世代の機種と同じにしてとしか回答がなかった。前世代はうちで対応していなかった。そのためYさんも一人で悩んでいたようだ。とりあえず、今から頑張ろうと二人で、始めたが、あっという間に時間が過ぎ、終電が過ぎでも完成できなかった。Yさんも変なスイッチが入ってしましい。黙々とコードを書き進めている。先輩の僕が成長の機会を止めるわけにもいかないと、一緒に徹夜することにした。朝には、何とか完成した。眠さのピークも過ぎて、二人で休憩室で朝食をとることにした。僕も変なテンションになってし、自販機のパンをかじりなからYさんと笑いあっていた。そこに彼女がはいってきた。朝のコーヒーを買うためだ。妙なテンションの二人をみて、ただ、おはようと言って出て行った。変なテンションのまま、Yさんが「彼女とはどうなんですか?」と聞いてきた。僕は、変なテンションから急に素に戻って、どうなんだろうと黙ってしまった。Yさんは、変なテンションのまま「だめですよ、ほっといちゃ。他の人に取られちゃいますよ。」といった。こいつ飲んだら面倒な奴だなと思ったと同時に、素のまま、二人の関係について考えていた。