マスターの行動が謎だった。だから僕は、なるべくマスターと二人だけにならないように行動していた。FCメンバがいるときだけルレなどのPTに入っていた。ある日、FCメンバがリアルの都合で途中で抜けてしまい、マスターと二人だけになった。やはり聞かれた。
「サブマスの件、どうかな?」
「すみません。FC抜けようと思ってます。プレイスタイルが合わないかなと思ってます。」断る理由も見つからず、とっさに抜けると言った。理由は適当だった。
「私の話していいかな。」とマスター。
「どうぞ」
「ある人、追ってこのゲーム始めたの。その人どんどん進めて、どんどんうまくなって。忙しくなって。ずっと話かけられなかった。」
僕のことかなと思ったが、マドンナが何で。