僕は昔のことを思いだそうとした。そうだそんなことあったかな。帰り道、前を歩いていた女の子が転んで倒れたことがあった。僕は、彼女が怪我してたから、家まで送ったんだ。その時、彼女のランドセルと僕のランドセル両方を持てなかったので、僕は、自分のランドセルをその場に置いて、彼女のランドセルを背負って、彼女を支えて、家まで送ったんだ。僕は自分のランドセルのことが気になってた。だから、彼女の家に着くと、彼女の家のインターフォンを押して、すぐに置きっぱなしにした自分のランドセルの場所に戻った。ピンポンダッシュみたいになっちゃったから、そのまま誰にもそのことは言わなかった。僕にとっては、忘れてもいい記憶だった。