同志

私には、同じ傷を持つ仲間がいる、FCのマスターだ。彼は、このFC の創設者ではない。病気でインできなくなった先代マスターからマスターを引き継いだ。先代のマスターは、彼と私の恩人だ。彼も私もパートナーの突然の失踪を経験している。彼の止まった時間を動かしたのが先代マスターだ。私を動かしてくれたのが、今のマスターの彼だ。だから、私は、マスターのことを同志だと思っている。このFCのモットーが「今日を楽しむ」だ。今日を楽しむことが、自分を許すこと、人を許すこと、悲しみを癒すことにつながっていると思う。私もうまく説明できない。でも居なくなった彼を私は恨んでいない。彼と歩んだ道は、今でも私の誇りだ。そう思えるようになったのも、多分、今日を楽しんでいるからだと思う。マスターの彼は、その思いを引き継いでFCを運営している。私は同志として、その思いを支えている。

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