リムサ・ロミンサ
この日も石碑に向かう。二人で石碑に向かい祈りをささげた。
私は、デジャブを覚えた。ここ来たことある。そうだ、あの時のイベントだ。
「マスター、この場所覚えていますか。その時、素材集めも行く必要なくなって、連れていかれたイベントのクエストで訪れた場所です。」
「ごめん、あんまり覚えてない。」
「そうですよね、私も忘れていました。」
覚えていなくても当然だよね、毎年来る特別じゃない定例のシーズナルイベントのクエストの1場面に過ぎないんだから。
「この場所は、覚えてないけど、あの時のプリムさんは覚えているよ。めちゃくちゃ戸惑ってて、クエストのために僕についてくるのが精いっぱいだったこと。」
「そんなときもあったね・・・。」
特別じゃない街角にも、当たり前の風景にも、毎年来る定例のイベントにも、きっと、誰かの思い出とつながってるんだ。いつもの変わらないエオルゼアの風景が、いっそう、いとおしく感じられた。