
黒衣森南部森林
ここが最後の巡礼地だ。サブマスが待っていた。
「お疲れさまでした。サブマス就任式を週末にやりましょう。場所はFCハウスです。供物の服装を着て、出席お願いします。」
とだけ言うとサブマスは、帰っていった。残された僕たちは、最後の石碑に祈りをささげた。
「とうとう最後だね」と私が言うと。マスターは、「長かったね、いや短かったかな」と変なことをいう。確かに長かったようで、短かった。私は、もっと二人で旅を続けたい気分だった。
「まだ冒険は、続きます。ここが最後じゃないですよね。」と私は確認を求めた。
「当然だよ。FCも盛り上げていかないといけないからね。」とマスターが返した。
FCか。覚悟は決めたからFCはちゃんと支える。でもFCだけなの、二人の関係は。もやもやしていると。
「二人の旅も悪くないから、たまには一緒に旅に出ようよ」と提案された。
「もちろん。行くよ」と答えた。