僕も、カコちゃんに何かプレゼントしたいと思って、クラフターを始めた。カコちゃんの装備レベルは僕が作れるレベルのはるか上を行ってるので、装備は諦めて、調理師を始めた。実用面でなく、感謝の気持ちを届けたかった。だからチョコを作って渡そうと思った。
カコちゃんには、黙ってクラフターを始めた。ルカ君が既にクラフターを始めていたので、レベル上げのやり方を聞いてみた。
「ルカ君、調理師始めたんだけど、クラフターってどうやってレベル上げするの?」
「ベンタ君もとうとう、ギャザクラに手を出したか。一番おいしいのはGC納品かな。でも各ジョブ1日1回しか納品できない。結構レベル上がるよ。後は、ギルドリーブかな。リーブ券使わないから100枚貯まってるでしょ。」
「ルカ君ありがとう。助かったよ。持つべきものは友だね。」
「ギルドリーブは、レベルにあった納品物を作って納品すればいいよ。お金があれば、マケボで買って納品もあり。冒険者ギルドと納品場所を往復するのでなるべく近い納品場所を選ぶのがコツかな。あと、大口納品があればそれを選ぶ。リーブ券1枚で3回同じものが納品できるので効率がいいよ。」
ルカ君は、おだてると、さらに情報を教えてくれた。褒めると気前よくなるのが男心なのかな。
ちょっと頑張って、調理師をレベル50にした。1週間くらいかかった。ちょっと高級そうなチョコを探す。ザッハトルテが良さそう。製作には、秘伝書?が必要。なんだそれ?
カコちゃんには聞けない。ここはネットの力を借りよう。秘伝書で検索したらロドスト日記などがひっかかった。無事秘伝書も入手できた。先輩ヒカセンに感謝だ。
後は作るだけ。