プレゼント

Moonちゃんは、マスターのアドバイスのSun君へのプレゼントを考えていた。裁縫師のレベルがちょっと上がったので、おしゃれ装備を作ることにした。頭、胴、手、脚、足の5か所の装備が全部作れそう。素材集めから始める。中間素材を作って、装備を完成する。この過程が一番楽しい時間だったかもしれない。“出来たー。” 全部HQ品で完成させることができた。おしゃれ装備は、戦闘に使用するわけでないので、性能の差は関係ない。そのため見た目だけならNQ品でもよかった。ただ違いがある。HQ品は、製作者の銘が入るのだ。装備に自分の名前が入る。そこが重要だった。プレゼントは完成したが、渡す口実がなかった。ハロウィーンの季節も終わり、クリスマスはまだ遠かった。プレイ時間55日だったのでゲーム開始50日記念とか適当につけた。

Moonちゃんは、Sun君と会うと、唐突に、「プレイ開始50日記念でプレゼントあげるよ」とおしゃれ衣装を渡した。Sun君は、びっくりしたが「ありがとう。僕は何も用意してないよ。」とお礼を言った。Moonちゃんは、「いいよ、いいよ。勝手に用意しただけだから。」と、渡せただけで満足だった。二人の距離が縮んだ感じがした。

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