次の日、眼鏡女子に待ち合わせに指定された場所に向かう。時間になると僕の前に長身美人エレ女が現れた。
「マスターさん私です。」と声をかけられる。
ドキッとするほどの美女だ。
「こ、こんにちは、眼鏡女子さんですか。」
「そうです。このキャラで、ミコッテ女子と連絡を取ります。今日、作戦開始です。」
FC売却の日記は定期的に掲載されていた。そこに購入希望とコメントを入れた。早速、ミコッテ女子からコンタクトがあり、週末の土曜日の午後にFCハウス前で商談することとなった。

なぜか商談の情報が、ミコッテ女子からウサ男に連絡されていた。
「悔しいでしょ。商談の様子を見に来なさいよ。FCハウスの前で行うので。」
疑うのは当然だ、着ぐるみが売り手本人なので、僕たちは、ウサ男を含めて会議を行わなくなっていたからだ。作戦は、眼鏡女子と僕で計画していた。というよりすべて眼鏡女子が仕切っていた。
眼鏡女子は、この誘いは、買い手が、私たちのおとりじゃないか疑って、商談の場に僕たち全員いるか確認するためだと推測した。眼鏡女子はこの誘いに乗りましょうと言った。
土曜日の午後にFCハウス前に集合となったが、眼鏡女子どの様に対応するのかわからなかった。