仕事 

私の父は、本社から地方の工場の生産を支援する仕事をしていた。数年おきに担当する工場を変わるため、異動する。中学途中まで、引っ越しを繰り返す生活を送っていた。父は、技術者として本社から派遣されているため地方工場からしたらお偉いさん扱いだった。私もそのように扱われる節があった。同級生の親もその工場で働いていたり、工場の取引先の関係がほとんどだった。 


地方の経済にとってその工場は欠かせない存在だったからだ。 
同級生とは常に距離がありなじめなかった。私もそんな生活で、人と付き合うのが苦手だった。あと、どうせすぐ引っ越すのだから、うわべだけ取り繕って過ごすようにもなっていた。 
小学四年生の時、私が転校したクラスで私はいじめにあった。言葉にもなじめず、しゃべることができなかった。当然相手は、標準語がしゃべれるしわかる。でも私は標準語しかしゃべれないしわからない。土地の言葉がしゃべれないから、無視されるようになった。独りぼっちは別に辛くなかった。慣れてたから。 

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