クエスト3-ラールガーズリーチ

ラールガーズリーチにつくと、青年が寄る予定の野戦病院に向かった。アラミゴもドマと同様に帝国から解放されていた。しかし解放戦争で、傷を負った兵士が多数残っていた。その中に、利き手を失った兵士がいた。既に傷はいえていたが、痛みが消えず、彼は、毎夜うなされていた。青年は、エオルゼアの痛み止めが彼には効いていないと考え。東方の痛み止め治療を行った。これが彼の体質にあっており、痛みが徐々に消えていった。青年は次の目的地、アラガーナヘ巡回医療に向かっていた。僕が手紙を届けるために青年を探しているというと、彼もお礼の手紙を送りたいと、なれない左手で筆をとり、震え、かすれ、曲がった字で、手紙を書いた。僕はその手紙を預かり、青年の後を追った。

クエスト2-レベナンツトール

レベナンツトールでは、ドマへ戻らずそこへ残った同胞の検診を行ったとのことだった。その中に怪我をした小さい少女の姿があった。傷は大したことはなかったが、血を見たことで動転し、泣き止むことがなかった。青年は、迅速に止血し、丁寧に手当てした。青年の優しいまなざしで少女は落ち着き、泣き止んだ。少女が元気を取り戻した時には、青年の姿はすでになかった。少女に僕が彼に手紙を届ける話をすると、少女も手紙を送りたいと、覚えたてのつたない字でお礼の手紙を書いた。次は、ラールガーズリーチへ向かうとのことだったので、僕はその手紙を預かり、青年の後を追った。

クエスト1-東方医学

青年は、ドマ難民としてレベナンツトールに家族とともに渡ってきた。青年の両親は、東方医学の医者だった。青年は、両親から東方医学を学んでいた。
ドマが帝国から解放され、難民の帰国が計画されることとなった時、同時にドマとエオルゼア諸国との交流についても話し合われた。交流の一環として、留学が検討され、特に傷ついた国土の復興に貢献する分野が選択された。青年は、本人の希望と家族の後押しでイシュガルドへ医学生として留学することとなった。家族は、ドマへ帰ったという。別れ際に母親は、青年に対し「私たちのことは気にしないで、困っている人に寄り添える医者になって」と伝えた。執事によると青年は、非常に優秀で短期間にイシュガルドの医学を習得し、既に研修医として働いているとのことだった。執事によれば、まだ、研修の目的地のギラバニアへ旅立ったばかりだと言った。レベナンツトールへ寄ってからギラバニアへ向かうとのことだった。

僕は、急ぎ、レベナンツトールへ向かった。

クエスト開始-配達士Level??

リニューアルに合わせて、いくつかのサブクエストが追加された。僕は、クエストも試したくなり、その中のレター・モーグリのサブクエストを受注した。

配達員のモーグリから1通の手紙を託される。宛先の住所は、イシュガルドだった。発信元は、クガネ経由で、ドマからだった。宛先は、イシュガルドに医学生として留学しているドマの青年宛てだった。早速、留学先のイシュガルドへ向かった。青年は、ホームスティとしてフォルタン家の屋敷に下宿していた。フォルタン家を訪れ、執事に、青年との取次ぎをお願いした。すると青年は、不在とのことだった。手紙は、書留となっており、モーグリから必ず本人に渡すように言われていた。しかたなく、青年の行き先を尋ねた。近況とともに行き先が確認できた。

クエスト9-手紙

数日後、レター・モーグリが1通の手紙を彼女に届けた。
彼女の弟からだった。亡くなる前に投函したものだろう。
「姉さんごめんなさい。つらい思いをさせて。僕の手は、悪に染まり、後戻りできないところまで来てしまいました。捕まれば、姉さんに迷惑がかかってしまう。せめて、姉さんの手で、始末をつけてもらえるのが救いです。それが、僕の最後の望みです。この手紙が届くころには、その願いがかなっているでしょう。
捕まったイエロージャケットを見て、すぐに姉さんだとわかりました。腕輪をみて確信しました。姉さんに会いたいという願いがかない、やっと終わりにする時が来たんだと思いました。この時、ぼんやりと最後の計画が浮かび、実行することにしました。しかし、弟のことだけが気がかりで、姉さんに託すことにしました。
最後のお願いです。一緒に開放した少年は、僕の弟です。姉さんと別れた後、監禁された場所で出会い、二人で生きてきました。僕の家族の今後をよろしくお願いします。姉さんには、ずっと苦労ばかり掛けて本当にごめんなさい。」
読み終えると手紙をそっと、テーブルに置いた。静かに音もなく涙がこぼれ落ちた。青年は、テーブルの上におかれた彼女の手に自分の手をそっと重ねた。彼女は、その手をぎゅっと握り返した。青年から差し出された手を握り返したのは初めてだったかもしれない。青年は反対の手で少年の手を取った。少年も反対の手で、彼女の手を取った。彼女は小さい声でごめんねと言った。青年は、返した。一言だけ、「家族じゃないか。」と。
「家族」という言葉が僕の心に響き、いつまでも静かに残り続けた。

リヴァイアサン討滅戦とクエスト8-その後

討滅戦は、8人コンテンツだ。僕たち4人では、人数が足りない。初見未予習の募集で初めてイベントを建てた。勇者4人が参加してくれた。
決戦の日が来た。台船の上で戦う。特殊なギミックが用意されており、バリアを張るタイミングがわからず、全滅を繰り返した。後半には、台船を囲む柵が取り払われ、船から落ちる危険もあった。倒れても倒れても、ヒーラー二人が何度も起こしてくれた。ついにSpark君のLB(リミットブレーク)でリヴァイアサンのHPが0になった。クリアの瞬間だった。
※この段の描写は、FF14の極討滅戦を一部トレースしています。

激闘の末、リヴァイアサンは討滅された。上位幹部の遺体からウルダハの豪商との関係を示す証拠が発見された。リムサからウルダハにその豪商が本件の容疑者だと伝えられた。豪商は、ウルダハの不滅隊により逮捕された。彼女は、犯人逮捕に興味は示さなかった。ずっと探していた弟を自分の手で殺してしまった後悔と悲しみが心を埋め尽くしていた。
青年は、そんな彼女にやさしく話しかけ、家に帰る様に促した。彼女は、泣き出し取り乱した。悲しみをどこへぶつけていいのかわからず。思わず、青年をたたいてしまった。青年は、そのこぶしをよけるでもなく、そのまま受け止めた。そして、そのままそっと、少年の方に彼女を向けた。少年は、兄の死を聞いて、うつむき、黙って地面を見つめていた。
そして、青年は、彼女に「家族を亡くしたのは、君だけじゃない、残された家族も、君だけじゃない。」青年と少年にともなわれ、彼女は家に帰っていった。

クエスト7-急襲

島では、戦闘が始まっていた。島での取引のため海賊船内には、多くの賊はいなかった。しかし、島には、粗末な建物しかないため、上位幹部は船で寝泊まりしていた。
島の方から火の手が上がった。
黒渦団との戦いの中で、賊が火をつけたのだろうか。
そんな混乱の中、上位幹部を助けるためか、船長も船に上がってきた。船長は、目立つ海賊風の帽子をかぶり、口元を布で覆い隠していた。火事の煙を避けるためなのだろうか。
イエロージャケットの彼女は、賊の中に、弟の姿がないか探していた。いない。趣味の悪い高級そうな服装の賊がいた。彼女は、その上位幹部を見て重要人物と思い、後を追った。短弓の射程に入る。射る、外れた。そこに後ろから声が、「おいっ」、船長だ。こちらもかなりの重要人物のようだ。と思ったが、完全に敵に挟まれた格好になった。船長が、銃を向ける。上位幹部も銃を引き抜こうとしていた。野性的な勘で時間差から船長が先と勝手に体が動いた。1本目を射ると同時に銃声が聞こえた。矢は命中、すかさず2本目を射る。2本目は、船長の胸を貫いた。船長はその場に崩れ落ちた。「後ろから撃たれる。」と思いすかさず、次の矢を引き抜く、「間に合わない。」と同時に彼女後ろで人が倒れる音がした。上位幹部が撃たれていた。船長の玉は、上位幹部に当たったのだ。運が良かったのか。船長に駆け寄り状態を確かめようとした。その眼には見おぼえがあった。懐かしい見覚えが。口元を覆う布をずらす。知った面影、弟の面影がそこにあった。船長、弟は、既に絶命していた。目はかすかにうるんでおり、口もとは微笑んでいるように見えた。混乱の中でも彼女は、その場に座り込み、これ以上動くことができなくなった。僕も、彼女を守るためにその場から離れることができなかった。
複数個所からの同時奇襲上陸作戦が奏功し、黒渦団が各所を制圧しつつあった。
しかし、時はすでに遅く、最後のクリスタルは、島から持ち出されサハギン族の司祭の前に置かれていた。そして、リヴァイアサンが召喚された。

クエスト6-本拠地

小型船での夜間の偵察により、幻影島の沖の島が、海賊の本拠地と特定された。また、大量のクリスタルが次々に運ばれていることもわかった。対策が急がれたが、そんな中、新たなタレコミがあった。クリスタルの引き渡し場所と日時が示されていた。
場所は、本拠地の島を示していた。今回は、サハギン族との直接取引となっていた。取引日までに時間がない。イエロージャケット単独での対応は困難となり、黒渦団も動員されることとになった。蛮神の召喚が疑われていたので冒険者の僕も協力を要請された。大型の黒渦団の船で、岩礁を囲み、そこから小型船でイエロージャケットと黒渦団が島に乗り込む作戦となった。念のためリヴァイアサンの召喚に備えた準備もされた。
作戦は、相手の本拠地のため、昼間では危険となって夜間におこなうこととなった。準備の遅れと天候悪化のため、作戦実行は、取引日時間を過ぎたその日の夜となってしまった。
夜陰に紛れて黒渦団の小型船が次つぎに島にとりついた。イエロージャケット隊は、海賊船が担当だった。小型船で海賊船に近づき、静かに船に登って行った。本拠地のため、賊は完全に油断しているようだった。ほとんどの隊員が船上に登りきるまで、賊に気が付かれることはなかった。

クエスト5-タレコミ

海賊船が次に狙う商船のタレコミがイエロージャケットに寄せられた。前回の密輸摘発情報の漏洩の件があったのでイエロージャケットは、慎重だった。偽情報として、対応を見送った。無傷開放された件で、彼女も情報漏洩者としてマークされていた。徹底的に調べられたが疑わしい証拠はもちろん出てこなかった。
そのタレコミ情報通り、その商船が襲われた。次に、また、密輸情報が寄せられた。この情報源は、確実と思い、対策が検討された。東ラノシアの海岸の取引地点と日時が指定されていた。取引の現場を囲むようにイエロージャケットが配置された。彼女も動員され、短弓での後方支援を任された。情報通り、密輸取引が摘発できた。問題は、密輸品の中にクリスタルが含まれており、捕らえた密輸業者からサハギン族に売るためということだった。サハギン族がクリスタルを集めている。蛮神の召喚準備が疑われた。
密輸品の中に一枚の地図が見つかった。それは、箱に貼られた箱の中身を示すステッカーの下に隠されていた。地図が示す場所は、幻影島の沖の岩礁に囲まれた海域にある島だった。浅い岩礁地帯に囲まれており、座礁の危険から大型船では、そこには、行くことができなかった。

先の取引失敗により、海賊の船長は、窮地に立たされていた。船長とはいえ、裏組織にやとわれただけの中間幹部だったのだ。次の仕事は、失敗は許されないと、大量のクリスタルとともに、上位の幹部が乗り込んできた。上位の幹部は、お前の替えはいくらでもいると船長に告げた。そして、「俺は大丈夫。豪商とのつながりを示す証拠持っている。同じものをウルダハの女にも預けている。」と聞いてもいないことをぺらぺらと話した。最後に「お前も自分の身は、自分で守らないとな。」と助言をしてくれた。船長は、その通りだと思った。
船上から外を眺める。そこは、幻影島の沖の岩礁に囲まれた海域にある島だった。大きな海賊船がどうやってここに入ってきたのか。それができる理由があったサハギン族の水先案内を受けていたのだ。
複雑な潮の流れを読み取り、安全な深い水路がわかるサハギン族の水先案内があって出来る技だった。

クエスト4-エールポート

彼女は、エールポートの養父母には感謝していたが、家族という感覚はなかった。同じエールポートの食堂の息子が同じ年ごろだったので、その息子がラノシアの生活や文字などをおしえる役を買ってくれた。食堂の息子は、青年となり、食堂を継いでいる。彼女を未だ気にかけ支えたいと思っていたが、彼女は、そのことをかたくなに拒絶していた。弟を探すことが最優先だった。しかし、自立のための仕事もあり、生活だけで精いっぱいだった。イエロージャケットには、3国の犯罪情報も少ないながら入ってくるが、国際犯罪が主で行方不明者の情報はほとんど含まれていなかった。そんな中、密輸と海賊行為が大きな問題となっていた。とくにウルダハとの交易船が襲われる事件が多発していた。事件を調べるうちにある傾向がみられた。あるウルダハの豪商の商敵ばかりが襲われていた。冒険者の僕も一緒に調査に当たった。その豪商が裏組織とつながり、海賊を組織している可能性が出てきた。