マスターは気をお取り直して、「姫ちゃんロールプレイですか?」
「ロールプレイ? とりあえず、姫ちゃんとして活動しますのでよろしくお願いします。」
「そうですか。頑張ってください。では、」とまた行こうとする。
「待ってって!わがまま言います。姫デビューIDに付き合ってください。」
戸惑いつつ、マスターは、答えた。
「わかりました。本物の姫ちゃんだとちょっと危険なんで、FCメンバ呼びますね。」
マスターは、FCメンバに声をかけてDPS2名を用意した。私がヒーラー、マスターがタンク、FCメンバ2人が、DPSを担当した。レベルレへ申請。結構、高いレベルのIDが当った。でも大丈夫。十分に練習をしてきたから。
みんな「よろしくお願いします。」とあいさつする。私もいつものように「よろしくお願いします。」とあいさつした。直後、マスターから指摘が入る。
「あいさつが姫ちゃんじゃないですね。なんか、姫っぽく作らないと。絵文字とか使って、複数行のマクロ挨拶作らないとだめですね。僕は、その辺、よくわかりませんが。」
“そうなの?”と思ったがすぐ考え付かなったので「とりあえず行きましょう」と答えた。