引退宣言しても、僕を心配して連絡してくるフレはいなかった。戦闘に偏った遊び方していたので、戦闘を止めた僕に関心を持つフレは誰もいなかった。もう、僕のことなど忘れたのか。そもそも、日記を見ているのかもわからない。僕は、日記を見返した。始めた時の自己紹介の日記と引退宣言の日記の二つしかなかった。我ながらちょっと恥ずかしかった。日記でも書いてみようかと思って1回出してそれっきりだった。引退宣言した手前、ログインしているのは、気まずかったけれど、彼女のことが気になって、毎日、ログインだけはしていた。何をするでもなく。ただインして、僕は、動画とかを見ていた。時おり、彼女が気になってロドストとSNSをチェックしていた。ロドスト見たら、僕の引退日記にいいねがついていて、コメントがかかれていた。
「突然すみません。引退されるなら所有資産を私のFCに寄付お願いします。」とあった。
そういわれてみれば、戦闘にはお金がかかるので、そこそこの資産があった。それに、僕は、装備も自作派だったので素材とかもたくさん持っていた。自作派が時間を消費する原因でもあった。これどうしようと思案した。