レクエさんとは、新しく解放したコンテンツだけでなく、レべルレなど各種ルレにも一緒に行くようになっていた。クラスからジョブに弓術士から詩人になっていた。装備更新が必要な時は、製作装備を作ってあげた。レクエさんだからそうしようと思ったのだと思う。それに友達の成長を見るのはすごく楽しかった。その手伝いができることは自分の楽しみにもなっていた。だから、他のFCメンバに対しても同じように接していた。でもレクエさんは、やはり特別だった。昔の思い出があるから。あの時できなかったこと、言えなかったこと。いま自信があるかというとそうじゃないけど、あの時よりましだ。僕も成長したのかな。
そうこうしていると僕のプレイ期間の残りが10日ほどになっていた。このまま消えるか、ここに残るか決めないといけないと思った。