さようなら

彼女は、喧騒の中での会話が気になったのか
「ちょっと場所変えようか、静かな場所ないかな」
彼女は新生エリアしか行けないので、夜がきれいな場所を考えた。この世界は、今夜だった。星を見に行こうと思って南ザナラーンのサゴリー砂漠に向かった。
砂漠の端に座って、星空を眺めた。く黙って、空を見つめていた。しばらくして彼女は、また話し始めた。
「お返しももらったし。エンドロールも観たから。うん。私は、あの頃には戻れないよ。それが確認できたから。」
「まだ、ストーリーには続きがあるよ。」と引き止めることが良いことなのかわからなかったけど、引き留めるように言った。
「ストーリーが楽しかったから、戻ってくるかもしれないけど、もう、こういう形じゃないよ。その時はその時で。…さようなら」と別れを告げられた。それに対して僕はちょっと考えた。彼女なりに出した答えだと納得した。
「ありがとうでいいのかな。」と、僕のことを心配してくれていたことにお礼を言った。
「私も助けてもらったから、ありがとう。」
「さようなら」と僕も別れを言った。

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