この日も石碑に向かう。二人で石碑に向かい祈りをささげた。
FCメンバがやはり待っていた。
「先代が病気で抜けた後、俺は、サブマスがマスターを引き継ぐのがふさわしいと思ってた。だから、その時、勢いでFCぬけちゃんたんだけど、後でサブマスにひどく怒られたよ。でも俺も意地っ張りだから、戻らず、他のFCとかにも入ったんだけど、やっぱり、先代の作った環境は大きかったんだよね。居心地がいいというか。俺は、戦闘くらいでしかFCに貢献できない。イベント主催とか苦手だしね。役割もらってもうまく出来ないから。先代は、好きなようにやらせてくれていたんだなと思ったよ。そんな時、マスターが俺に声かけてくれたよね、戻れとは言わず、極討滅戦に挑戦するから指導してほしいって。それで自然にここに戻れたよ。」
「いや、あんときは、プリムさんも迷いがあったから。絶対、失敗できないなと思って、頼るしかなかったんだよ。他に上手い人知らなかったし。」
「人のために動けるんだよ。マスターは。先代と同じだよ。」
私は、そんなこと今まで知らなかった。知らないところで、私はいろんな人に支えられている。