クエスト5―ガレマルド

僕は、急ぎガレマルドに向かった。キャンプ・ブロークングラスのエオルゼアの派遣隊からイシュガルドの医療団は、テルティウム駅に向かったと聞いた。テルティウム駅は、元帝国兵を含む、難民が避難していた。彼らは、まだ、敵対していたエオルゼアの人間を信用しきってはいなかった。食料も十分でなく、寒さのため、体調が悪いものが多くいた。その中に、乳をのむ力が細い乳児がいた。母親はひどく心配したが、ガレマルド人でさえ、自分のことだけで精一杯で、母親に関心を示す余裕がなかった。青年は、乳児診ると、ある種のミネラルとビタミンが欠如していると気が付いた。母親の栄養も偏っているので無理もなかった。青年は、東方薬の粉末を与えた。毎日少し湯に溶かし与えれば十分だと伝えた。しかし、母親は、これを怪しみ飲ませることを躊躇した。ミネラルとビタミンを補給するだけなので、健康な人が飲んでも問題なかった。青年は、その粉末を少し取り、自分のコーヒーに溶かし飲んで見せた。それを見て、母親は、薬を乳児に与えることを決心した。数日で乳児の顔色はよくなり、食欲も出てきたようだった。僕が手紙を届けるために青年を探しているというと、母親は、お礼の手紙を届けてほしいと手紙を書いた。手紙の端には、乳児の小さな手形があった。イシュガルドの医療団は、まだ、残っていたが、青年は、招かれていた学会のため単身でオールド・シャーレアンに向かったと聞いた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です