次に僕たちは、リムサロミンサへ向かった。そこから船でコスタ・デルソルに向かい、祖母の行方を捜した。
踊り子の娘というヒントで、富豪ゲゲルジュの下で働いていることが分かった。
祖母は健在だった。事件経緯から祖母へは、夫婦の死も、孫の状況も知らされていなかった。ただ、突然音信不通になって、心配をしていた。
しかし、豊かでない生活で、鎖国中のイシュガルドへ向かうことなどできなかった。
初めて会う孫に戸惑いつつも、母親の面影を見たのだろうか、しっかり彼女の手を握りしめた。ここで、祖母は、彼女の母、自分の娘の死を知ることになる。
しばし、遠くを見つめ、涙ながら、孫をしっかり守ったんだねと娘を褒めた。
母から祖母に宛てた手紙を見せてもらった。そこには、娘の誕生といとおしい存在、将来の夢と希望がつづられていた。灯台守は、危なくつらい仕事だが、かなりの高額な報酬であり、将来は、娘のためにも温暖なところで商売を始めたいと書かれていた。 祖母は、近くに娘が好きな場所があって、いつもそこで踊りの練習をしていたと教えてくれた。そこに帰ってきているかもしれないから、娘、彼女の母に会いに行ってほしいと頼んだ。