眼鏡女子の中の人は、警視庁の本部と連絡を取った。既に暗号キーは、テロリストの手に渡っている可能性ありと。眼鏡女子は、サイバー犯罪課の捜査員だった。このことを僕は、今後も知ることはない。ミコッテ女子は、テロリストに雇われた人間らしい。
眼鏡女子は、こんな時、冷静に、眼鏡を正して、つぶやいた。
「まずは、ミコッテ女子の目的を把握しましょう。」
惚れた。僕は、眼鏡を正すしぐさに完全にやられた。
僕は、まずは運営に相談してみたらと自信なげに言ってみた。
そうしたら、戦力外の着ぐるみがしゃしゃり出てきた。
「こういうことは運営はタッチしないでしょう。正式にマスター権限が委譲されている以上、規約違反でもないですし。」
着ぐるみの言うことも一理ある。
