ナルザル

ウルハダ
この日も石碑に向かう。二人で石碑に向かい祈りをささげた。
今日は誰もいない。マスターと二人だけで話したことはこれまでもある。FCに入る前は、私がボッチだったのでいろいろ負担掛けたと思う。思うだけで、彼に気持ちを伝えたことはない。FCメンバが、これまで、彼に思いを伝えていた。私も伝えたいと思いった。そしたらマスターが話し出した。
「プリムさん、いつもありがとう。カンパニーアクションの維持を全部任せちゃって。みんなの冒険を支えてくれて、本当に感謝しています。」
「私は、サポート好きだから。みんなの冒険の助けになっていればうれしいよ。」
沈黙が続いたので、私が話し出そうと思ったら、マスターが突然、
「ごめん。嘘ついた。」と言った。
「みんなの気持ちじゃないよ。僕は怖がりだから、自分の気持ちをみんなの気持ちにした。プリムさんには、ずっとそばにいてほしい。何もしてくれなくたっていい。ただいてくれれば。それだけ。」
私が話すタイミングがなくなった。知ってた。多分。マスターの気持ち。

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